【日記】裁縫用語「かける」
一般的には「ミシンで縫う」なんていうのでしょうか?
実はその言い方は、お裁縫に関わる人はあまり使いません。
主には「ミシンをかける」と言います。
「アイロンをかける」と同じような感覚です。
ミシンにも色々な縫い方があり、「ロックをかける」「ステッチをかける」などといいます。
「ロックをかける」は、まるで鍵をかけるか、ロック音楽を再生するかのようですね。
「ロックミシン」という、布の端をほつれないようにかがるミシンで縫うことを「ロックをかける」と言ったりします。
「ロックをかけて、ロックをかけながら、ロックをかける」
言葉遊びになりました。
「(部屋の)ロックをかけて、ロック(ミュージック)をかけながら、ロック(ミシン)をかける」
「ステッチをかける」ことは、「たたく」といったりもします。
シャツの胸ポケットを縫い付けている、あの縫い方です。
縫い目がおもてから見えますね。
たたく時は曲がったりしないか緊張します。
もちろん、ミシンの上糸をあちこち通していくことも、「上糸をかける」といいます。
たぶんこれは普通の言い方で、違和感ないと思います。
手縫いで仮縫いする時には、「しつけをかける」といいます。
写真にある、黄色い糸で大きめの縫い目が「しつけ」です。
子どもやペットのしつけは「躾」と書きますが、お裁縫のしつけは「仕付け」と書くようです。
縫い目を隠す縫い方は、「キセをかける」といいます。
隠すだけでなく、生地が少し伸び出てくるので、動きが加わった時にストレッチ効果を出すような縫い方です。
裏地のある服や、和裁では必須です。
そう、お裁縫屋さんの作業は、「かける」ことで成り立っています。
人によっては、生計がかかってたり、命かけてたり・・・ということもあるかも。(^_^;)
臨時休業のお知らせ
休業期間:2020年9月6日(日)~9月30日(水)
休業中は、インターネットからのご注文をお受けできないように設定しております。
引き続きご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
0コメント