【商品使い方】ファスナーを便利に

販売中の「ファスナー引き手リング」が人気です。

手の障害がある人はもちろん、障害がない人でも、ファスナーの引き手をつかみやすくなります。

カバンのファスナー引き手にキーホルダーを付けると、つかみやすくなった経験はありませんか?

機能としてはそれと同じです。


でもキーホルダーだと、重くてジャラジャラしますよね。

付けられる箇所や個数、シーンが限定されてしまいます。


ファスナー引き手リングは、ビジネスシーンや喪服で使う黒のバッグにも付けられるし、カバンだけでなく上着のファスナーにも使えます。

さらに、「指でつかむ」という動作ができなくても、「指を引っかける」ことでファスナーを扱えるので、上肢障害が重めの人(頸髄損傷など)でも使えます。

とても便利なので、身の回りのファスナー全部につけたい!というご意見もいただきました。



とはいえ、身の回りのファスナー、ざっと何十個かあります。

かばんやポーチ類だけでなく、ジャンバーなどのトップス、ズボンやスカートなどのボトムスもあります。

車椅子のクッションカバーとか、布団収納袋なんかも、ファスナーが付いています。

全部を購入していると、結構な金額に・・・。


そこで、ファスナー引き手リングはここぞ!という箇所に使い、それ以外は別のもので代用する案をご紹介します。

小さい物はつかめないけれど、大きければつかめる人は、ひもを通してむすんでコブを作るだけでも、ずいぶんとつかみやすくなります。

ひもは、手芸屋さんとか100円ショップの手芸紐売り場にあります。

1つ100円程度で買ったら、切ってファスナー何十個分にもなるのでお得です。


色もカラフルで色々あって選べますよ。

ポケットいっぱいのカバンから介助者に中身をとってもらう人は、紐の色を変えておくと、指示しやすいです。

開け閉めの頻度が多い箇所にファスナー引き手リング、それ以外は紐にすると、金額を抑えてQOLを上げられます。



指を引っ掛けたい人には、キーホルダー用二重リングがオススメです。

これも手芸屋さんとか、100円ショップの手芸売り場で売っています。

1つ100円程度で10個ぐらい入っています。


ですが、試しに1個2個程度なら、家に眠っているお土産物のキーホルダーから取り外して付けてみてください。

サクッと指を引っ掛けられて、便利になることが実感できると思います。


難点は、色はシルバーかゴールドがほとんど、ということでしょうか。(金属製品なので)

目立たない箇所はキーホルダーリング、目立つ箇所はファスナー引き手リングにして黒で決める!というのが良いかもしれません。



どの方法も、手の障害がある場合は、自分では取り付けが難しい可能性があります。

最初だけ介助者に取り付けてもらうことで、普段のファスナー開け閉めは自分でできるようになった!というスタンスになります。

ぜひ試してみてください。