【商品使い方】アンダーバッグ耐水実験

車椅子用アンダーバッグに尿バッグを入れて、尿バッグが破れちゃった!

そんな事故を想定して、アンダーバッグの耐水実験をしてみました。


まず、かばんの内側に水が付いた状況。

撥水性があり、水は表面上で水滴になります。

白いのは汚れではなく、折りシワです。

カバンの内側に、ポリ塩化ビニール(PVC)のコーティングがあります。

このコーティングのおかげで撥水性があるのですが・・・。

製作中に縫い合わせていく過程でカバンを広げたり閉じたりすると、どうしても白くなってしまいます。



このPVCコーティングされたバッグに、2500mlの水を直接ザバーッと入れて、5分後。

かばんの中に残っていたのは、2000ml程度。

500mlぐらいがかばんの外に漏れ出たことになります。

2回やってみましたが、2回ともだいたい同じぐらいの量でした。

生地からもれ出た可能性の他に、縫い合わせている縫い目から漏れた可能性もありますね。


一般的なウロバッグカバー(かばん状ではなく、覆うだけのカバー)は、めくるだけで尿捨てができる構造の反面、尿バッグが破れた時は簡単に漏れ出ます。

当店のアンダーバッグは、尿捨ての構造を設けていないので不便な反面、耐水コーティングのトートバッグ状で、尿バッグが破れてもすぐに全部が漏れ出ることはない、という違いがあります。



次に、ペットシーツをしいて、同じく2500mlの水を入れた5分後も調べました。

ペットシーツは、44cm×33cmの小型犬用レギュラーサイズ。

標準的な安いタイプで、特に吸収量が多かったり厚手だったりするタイプではありません。

5分後にかばんの中に残っていた(汲み出せた)のは、1800ml程度。

水を含んだシーツの重さは、約700g。(シーツ自体はたった14g)

外に漏れ出ることはほとんどなく、ペットシーツが吸収してくれたようです。


というわけで、尿バッグ破裂対策には、アンダーバッグ底にペットシーツをしくと効果的!


破れなくても、尿バッグの排出口には、どうしても尿が少し付いたままになりがちです。

それがアンダーバッグの底に付くと、アンダーバッグが汚れていきます。

お手入れを簡単にするためにも、ペットシーツを敷いておき、シーツの汚れやにおいが気になってきたらお取り替え。

これが尿バッグを入れる場合のオススメの使い方です。


ペットシーツの色は、白か水色、薄緑色が多いですね。

炭入り消臭機能があるタイプは、黒っぽい(灰色)のものもあります。

色とにおいが気になる方は、ぜひ炭入りを検討してみてください。