【使い方】ウロカバーQ&A

ウロカバー関連のお問い合わせ集です。

ご検討中の方はご参考に。


このページの内容

  1. シニア男性でも使えますか?
  2. 手術後に使うならどれがいいですか?
  3. 車椅子はどの掛け方がいいですか?
  4. 車椅子用ベルトの長さは? 握りブレーキがあっても掛けられますか?
  5. 持ち手を短く(なしに)できますか?
  6. 肩掛け用をベッドに掛けられますか?
  7. 全開と半開の兼用構造になりませんか?
  8. 裏地つきや厚地にできませんか?


この情報は、後日にまとめ直して他のページへ掲載する可能性があります。



1. シニア男性でも使えますか?

お父様の介護者からのお問い合わせを複数いただきました。

ご要望にお応えして、猫の絵柄のない無地 が登場しました。


当店カバーの特徴である、上部のギャザー(くしゅくしゅ)は残しています。

くしゅくしゅがかわいすぎる場合は、くしゅくしゅさせない工夫ができます。

ゴムを入れてくしゅっとさせており、ゴムの取り替え口はカバー横にあります。

取り替え口からゴムを切って引き抜くと、シンプルな四角いカバーになります。


ゴム入りはデザイン面だけでなく、上から尿バッグを見えにくくする役目もあります。

ゴムがないと、見えやすくなるかもしれません。


また、ゴムなしで無地面を見せるなら、他店さん商品でもいいんじゃないかと思います。

(妥協して当店のカバーを使うメリットがないように思います)


他店さんにも良いカバーがありますので、探してみてください。




2. 手術後に使うならどれがいいですか?


専用カバーを買わなくても、タオルや古Tシャツで隠せます。

しいてカバーのラインナップから挙げるならば、ベッド用です。


タオルで隠した場合


Tシャツで隠した場合

(車椅子後ろに掛けた写真ですが、病院ベッドの手すりに掛けても同じです)



まずは、術後に隠していいかどうか、看護師さんに確認してください。

カバーを掛けると、看護師さんが尿の状態を見るのに一手間増えます。

ウロカバーを使って良いか、確認してOKなことが前提です。


普段の状態や、術後の想定経過が人それぞれなので、一概には言えませんが…。

健常者の手術で、手術の翌日、翌々日ぐらいから歩ける(=トイレに行ける)なら、専用のウロカバーを用意しなくても大丈夫。


医療費など出費がかさむタイミングなので、できるだけ費用を抑えたいですよね。

それならタオルや古Tシャツで隠せます。


費用は気にしない、たった1日でも使いたい!ならば、ベッド用をおすすめします。


術後の経過によっては、長く尿カテーテルを入れる場合もあります。

寝たきりに近いならベッド用、リハビリしたり売店へ行ったりなら肩掛け用が良いです。

尿をシビアに観察しないといけない場合は、動きに関係なく、めくれるベッド用が便利。




3. 車椅子はどの掛け方がいいですか?


第一選択肢は、アンダーバッグに入れるのがおすすめ。

無理なら、第二選択肢として車椅子後ろ。


「車椅子=後ろにかける」が王道のようですが、当店としておすすめしたいのは座面下。



機能面ではアンダーバッグ

アンダーバッグは座面下に取り付けるので、尿の流れが良く、逆流しません。

実際に比較しましたが、断然、座面下のアンダーバッグが流れが良いです。

尿カテーテルの仕組みは、重力で水分が上から下に流れる現象です。

ポンプや吸引器のようなもので吸い出すわけではありません。

膀胱と留置バッグの位置関係に、落差があるほうが流れが良いです。



見えにくさ、他の荷物との干渉回避もアンダーバッグ

外出時も、人目が気になるでしょうから、座面下で見えにくいアンダーバッグが最適。

直接アンダーバッグに入れてもいいですが、ウロカバーをかけてアンダーバッグに入れると、より見えにくくなります。


外出時は、車椅子後ろに荷物を掛けます。

ハルンバッグを後ろに掛けて、その上に荷物を掛ければ、見えにくくなりますが…。

荷物の出し入れでガサゴソすると、バルーンバッグやチューブも同時に動いてしまい、傾いてタイヤに挟まってしまうことも。

他の荷物との干渉を避けるためにも、座面下のアンダーバッグがおすすめです。



しゃがめない場合、アンダーバッグ取付不可の場合は、車椅子後ろ

座面下のアンダーバッグに出し入れをするには、足腰をかがめる必要があります。

介護者がやるにも、老老介護は難しい。


手軽さ重視なら、車椅子後ろ用で押し手に掛けます。

電動ティルリクで、座面下に取り付けられない場合も、消去法で車椅子後ろ用を。


ほぼ寝たきりの場合は、ベッド用

ベッドで寝ている時間が長ければ、めくれるベッド用が便利です。

車イスの時は、フックを車椅子ポケットに掛けるか、尿廃棄して軽くしてから持ち手を掛けてください。




4. 車椅子用ベルトの長さは?
握りブレーキがあっても掛けられますか?


全長約24cm程度です。
ブレーキありでも掛けられます。


車いす用かばんベルトのLよりも少し長め。

膀胱の位置よりも低いところに尿バッグ本体があることが望ましいです。

車いす用かばんベルトは長さを選べますが、ウロカバー付属ベルトは長いサイズのみ。



5. 持ち手を短くできますか?
持ち手なしにできますか?


どちらもできます。

備考欄にご希望の加工をご入力ください。

ご注文をいただいてからの製作加工です。

通常品(完成在庫あり)に比べて+1~2日程度お時間をいただきます。


そのまま肩に掛けられる長めの持ち手。

持ち手を使わず、長すぎて邪魔なら、持ち手を短くする、あるいは無しに加工できます。


ただし、後戻りできない加工です。

あとで長い持ち手が必要になったら、カバー丸ごと買い替えです。


今後持ち手を肩に掛けるかも…?

それなら長い持ち手でそのまま購入してください。

長い持ち手をカバー内側にしまい入れてお使いいただけます。


こういうものは計画的に買うのは難しく、急に必要になって…とお急ぎの方が多いです。

急ぎであれば、持ち手加工しない方が早くお届けできます。




6. 肩掛け用をベッドに掛けられますか?


掛けられます。

ただしベッド用ベルトやフックは付いてません。


カバー上部から、尿バッグ付属のプラスチックベルトを出せます。

プラベルトをベッド手すりに取り付けます。


カバー持ち手を掛けるなら、持ち手が長いので、手すり上部のパイプにフックを取り付けて掛けてください。



ベッド用のようにめくり上げはできません。

昼間は肩掛けなどで過ごし、夜寝るときだけベッドに掛ける方向けです。




7. 全開と半開を兼用する構造になりませんか?


できません。

ベッド用肩掛け用を両方購入して、シーンに応じて使い分けてください。


調子が悪い時は、寝たきりで看護師さんに管理をお任せ。

元気な時は、肩掛けしてお出かけ。


1個で両方を兼用できる構造にならないか?

ファスナーを付ければ兼用できるのでは?


確かに他店さんの商品で、ファスナー構造のものがあります。

当店でもやろうと思えばできますが…。


上肢障害者(特に片麻痺や左右差大)はファスナーが苦手で、破損させることがあります。

そうでなくても、慌ててサッと開閉して噛んじゃった!というのはファスナーあるある。


ファスナー破損はそこそこの頻度で起きます。

ウロカバーにファスナーは適していない、というのが当店の考えです。


それよりは、ベッド用と肩掛け用の使い分けが良いと考えています。

ご理解いただきますようお願いします。




8. 裏地つきや厚地にできませんか?


できません。


そこまでいくと、現商品のカスタマイズというよりは、作り直しです。

作り直して別商品は、考えてません。


薄手の現商品を2個購入し、二重にして使うのはアリです。

2個あれば洗い替えにもなります。


同色2個でもいいですが、色違いでも。

くしゅくしゅからのぞく配色を楽しめます。

服によってどちらが外側か変えられます。

ベッド療養で他者管理もありうるなら、ベッド用肩掛け用の2個でもいいですね。

ベッドでは単体使用、お出かけでは内側にベッド用、外側に肩掛け用で二重に。


まずは試しに1個買い、実物を見て薄さが気になれば、洗い替えも兼ねて追加で2個目を買うと良いでしょう。


1個で厚地のものが良ければ、他店さんでお買い求めください。